三田陸橋

 神奈川県県道42号は、藤沢市を起点とし、綾瀬市、海老名市、座間市を経由し、相模川を跨ぎ、厚木市に至るまでの、湘南地域と県央地域を結ぶ延長約17.2kmの主要な幹線道路です。
 このうち、厚木市内では、県央地域の東西を連絡し、さがみ縦貫道路の県央厚木ICとのアクセスを強化するとともに、厚木市街の交通渋滞緩和を図る外郭環状道路を形成する重要な道路となっています。
 本工事は、未整備区間の一部となる、中三田陸橋上交差点(P19橋脚)からP25橋脚までのPC6径間連結バルブT桁橋を、クレーン架設及び架設桁架設の架設方法で構築する工事です。

工事概要

工事名 主要地方道藤沢座間厚木新設橋梁(上部工)工事
発注者 神奈川県厚木土木事務所
工期 2021年12月23日~2024年3月29日
工事場所 神奈川県厚木市三田~下荻野
構造形式 PC6径間連結バルブT桁橋(セグメント桁)
橋長 207m
幅員 23.8m~22.05m

施工状況

2024年3月進捗状況

コンクリート工事が終了し、昇降階段等仮設物の解体、及び車道部の防水・舗装(基層)まで完了となりました。残工事はヤード整備、工事車両入口封鎖等で3月末完成まで安全に工事を進めて行きます。
写真①、②は起点・終点側からの6径間(P19-P25)全景となります。
③は近隣の小学生を招いてお絵描き会を実施しました。テーマは『雪だるま』です。

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2024年2月進捗状況

橋梁付属物工として、P19起点側遊間部の伸縮装置の据付と、桁下では排水管の配管工事が1月より始まりました。橋面上では壁高欄や鋼製排水溝・歩車道境界部の施工が終わり、現在は舗装工の調整コンクリート施工を行っています。発注者との設計変更調整により、完成形は、車道部は基層の舗装まで、歩道部は調整コンクリートまでとなっております。また、壁高欄上の落下物防止柵もアンカーボルト埋設までとなっております。
写真①、②は起点・終点側からの6径間(P19-P25)全景となります。
③は現場で働いている皆さんの集合写真です。

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2024年1月進捗状況

壁高欄の最終コンクリート打設が完了し、養生・脱枠後の仕上げを行っています。
工事車両のタイヤ痕付着防止用のネットを撤去しましたので、ほぼ完成に近い状態に見えますが、今後、主に伸縮工・排水装置工・舗装工の施工を行い、3月末完成の予定です。
写真①、②は終点側からの6径間(P19-P25)全景となります。
③は2023年10月に紹介しました当作業所から見える大山の中腹にある『大山阿夫利神社下社』です。大山の山頂に鎮座する本社と中腹に鎮座する写真の下社があり、下社までは大山ケーブルカーでアクセス可能です。④はその下社からの眺望です。横浜ランドマークタワーや江の島、その奥には三浦半島が見え、夜景もまた絶景です。

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2023年12月進捗状況

12月現在は地覆壁高欄工の施工と鋼製排水溝の取付を行っています。
地覆壁高欄は今月中旬に最後の打設を行う予定で、脱枠も含めて今年中には完了予定です。
写真は起点・終点側からと、側面側からの6径間(P19-P25)全景です。
今年度末完成に向けて着々と工事は進んでいます。

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2023年11月進捗状況

地覆壁高欄工の施工が始まりました。
中央分離帯と両外側の壁高欄(地覆部・壁高欄部)の3回に分けてそれぞれ2径間分をポンプ車を使用して打設していきます。今後は打設完了した箇所から順に鋼製排水溝を取付していきます。
写真は起点・終点側からと、側面側からの6径間(P19-P25)全景で、ポンプ車にて地覆壁高欄のコンクリート打設を行っています。
また、終点側からの写真は中央分離帯が起点側付近で折れて見えますが、写真奥の中三田陸橋上交差点に向けて右折レーンが計画されているためです。

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2023年10月進捗状況

P24-P25径間(6径間目)の横締め緊張・グラウトが完了し、床版横組工が完了しました。
現在進捗率は約90%で、今後の主な施工は地覆壁高欄工、排水工、伸縮装置工、舗装工となっており、2024年3月末完了に向けて残り半年程となりました。
写真は起点・終点側からと、側面側からの6径間(P19-P25)全景です。
1枚目写真奥に見えるのが『大山(おおやま)』です。相模湾の水蒸気をたくわえた風を受け、雨が降りやすい山容に由来し、別名「あめふりやま(雨降山)」転じて「あふりやま(阿夫利山)」と呼ばれています。

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2023年9月進捗状況

P24-P25径間(6径間目)の床版横組工の打設が完了しました。
残りの横締め緊張・グラウトが完了すれば床版横組工はすべて完了となります。
今後は中央分離帯を含んだ地覆壁高欄工、鋼製排水溝を年末に向けて施工していきます。
写真は起点側からと、側面側からの6径間(P19-P25)全景です。
また、6径間目の打設状況を終点側からの全景とあわせて撮影しております。
打設に伴い、生コン車等工事車両のタイヤ痕付着防止として、橋面上にネットを敷設し汚れ防止対策としております。

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2023年8月進捗状況

8月現在は床版横組工の施工を行っています。
P23-P24径間(5径間目)までの床版横組コンクリート打設が完了し、残るP24-P25径間(6径間目)を8月末に打設し、9月上旬には床版横組工完了の予定です。
写真は6径間(P19-P25)全景で5径間目までの打設が完了しています。
吊り足場も起点側から順次解体を始めており、今後は側部足場を利用して壁高欄の施工も進めて行きます。
あまりにも暑いので、橋面上に熱中症一時休憩所を設けて、暑さをしのいで施工しています。

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2023年7月進捗状況

7月現在は床版横組工の施工を行っています。
P22-P23径間(4径間目)までの床版横組コンクリート打設が完了し、今後は7月下旬に P23-P24径間(5径間目)を打設し、9月上旬を目途に最終径間まで、順次施工して行く 予定です。
写真は6径間(P19-P25)全景で4径間目まで打設が完了しています。
吊り足場も起点側から順次解体を始めています。
ツバメのシーズンなので、吊り足場を解体した径間の中間横桁部5~6箇所に巣を作って 子育てをしているようです。
ツバメが巣を作ると「縁起がいい」と古くから言われているそうですので、 そっと見守っております。

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2023年6月進捗状況

架設工・支承工・主桁組立工が完了し、現在は床版横組工の施工を行っています。
P22-P23径間(4径間目)までの床版横組コンクリート打設が完了し、今後は9月上旬を目途に 最終径間まで、順次施工して行く予定です。
写真は6径間(P19-P25)全景で4径間目の打設中の写真です。
また、当現場で新入社員2名が、5月末より約1か月間現場研修を行っています。

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2023年5月進捗状況

架設桁(Wガーダー)の解体・搬出が完了し、主ケーブルグラウトの注入を行っています。
これで架設工・支承工・主桁組立工が完了し、工事進捗率は80%を超えてきます。
今後は床版横組工を主体に工事を進めて行き、今年度末には完成の予定です。
写真は6径間(P19-P25)全景で主桁架設が完了した状況です。

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2023年4月進捗状況

架設桁(Wガーダー)による主桁の架設が完了しました。
4月現在、架設桁の解体・搬出を行っています。
架設完了地点(P24-P25)では現地条件によりクレーン設置が困難なため、ガーダーを組立てたP20-P21径間まで引き戻して解体していきます。
写真は6径間(P19-P25)全景と、架設桁の解体状況です。
現場見学会等でデジタルサイネージを使用して概要説明を行っています。

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2023年3月進捗状況

現在、架設桁(Wガーダー)による主桁の架設中です。
4径間(P21-P25)中、3径間(P21-P24)の架設が完了し、残り1径間(P24-P25)の架設となりました。安全最優先で、今春架設完了を目標にラストスパートをかけていきます。
写真は6径間(P19-P25)全景と、P23-P24径間の架設完了状況です。
また、地元のかたを迎えて現場見学会を開催いたしました。

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2023年2月進捗状況

架設桁(Wガーダー)による主桁の架設が始まりました。
1月中にP21-P22径間の架設が完了し、Wガーダーを次径間(P22-P23)に移動後、順次主桁の架設を行っています。
写真は架設桁の移動及び主桁の架設状況です。

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2023年1月進捗状況

架設桁の組立が完了しました。
今後はP19-P21径間桁下より、150tクレーンで橋面上の軌条へセグメント桁の取り卸しを行い、Wガーダーにて主桁を順次架設していきます。
写真は組立が完了したWガーダーです。

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2022年12月進捗状況

P21-P25径間の架設桁架設が始まりました。
12月は橋体が完了したP19-P21橋面上でのWガーダー組立を行っています。
写真は架設桁組立状況です。

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2022年11月進捗状況

P19-P21径間の床版・横組工の施工が完了しました。
今後、12月より、次径間以降(P21-P25径間)の主桁架設を行う予定です。
①起点側から終点側の全景写真です。
②P20-P21径間のコンクリート打設状況です。
③橋面工施工の準備に伴い、光波測量機による測量を行っています。

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2022年10月進捗状況

P19-P21径間の主桁クレーン架設が完了しました。
今後、吊足場組立、床版横組工の施工に入ります
①P20-P21径間の架設状況です。
②起点側から終点側の架設完了後全景写真です。
③終点側から起点側の架設完了後全景写真です。

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2022年9月進捗状況

9月1日より主桁のクレーン架設を開始しました。
①650tクレーン2台での相吊り架設状況です。
②架設時に主桁水平度の確認を行っています。
③P19-P20径間の架設が完了しました。

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2022年8月進捗状況

9月1日からのクレーン架設に向けて、現在、支承工と架設ヤードの整備を行っております。
クレーン架設は
①写真の手前2径間(P19-P21径間)を650tクレーン2台で相吊り架設します。
②写真の接合ヤードにてセグメント桁の接合を行い、1径間9本計18本の主桁架設を行います。
③主桁架設用の650tクレーンです。架設する主桁は約95tです。

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2022年7月進捗状況

6月中旬より準備工として、昇降階段・橋脚足場の組み立てを行っております。
この後、起工測量・支承工に着手し、9月より、1枚目写真の手前2径間(P19-P21径間)の主桁をクレーン架設により行います。

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2022年6月進捗状況

現在、起工測量など現場着手までの準備中です。

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図面

▶︎断面図

▶︎側面図

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