プレストレスの与え方

プレストレスの与え方は?

プレストレスの与え方には、大きく分けて、次の2つの方法があります。

① PC鋼材をコンクリートが固まる前に引っ張るプレテンション方式

② コンクリートが固まった後に引っ張るポストテンション方式

プレテンション方式とは

プレテンション方式は、一般に工場で製作され、次のような特徴があります。

① PC鋼材は、コンクリートの付着によって定着しますので、特別な定着具を必要としません。

② 工場で製作しますので、大量生産ができ、かつ、コンクリートの配合等の品質管理が 容易にでき、品質の高いものができます。

③ 両アバットで緊張、定着されますので、PC鋼材は一般的に直線的に配置されることになりますし、緊張力もあまり大きくできないので、大きな部材には不向きです。

④ 緊張するためのアバットが必要となりますので、現場での施工に不向きです。

PC鋼材を引張ります。
型枠・鉄筋をセットし、コンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まるまで緊張したままです。
緊引力を開放しても固まったコンクリートの中には、プレストレスが残ります。

ポストテンション方式とは

プレストレスを与える方式には他にポストテンション方式があります。ポストテンション方式は、コンクリートが固まってからPC鋼材をそのつど定着しますので、現場での施工に適しています。

① PC鋼材を定着する「定着具」が必要です。

② PC鋼材の種類に応じて、ジャッキの種類も異なります。

③ PC鋼材の本数や配置あるいは緊張力を自由に選択でき、またPC鋼材も曲線配置できますので、大きな部材だけでなく、いろいろな形状の部材も施工できます。

型枠を鉄筋シースをセットします。
コンクリートを流し込みます。
PC鋼材をシースの中に挿入します。
PC鋼材を緊張します。
緊張したPC鋼材をけたの端部で、止め金で止めます。
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