社長あいさつ

サーキュラーエコノミーへの挑戦 社会課題を解決する企業へ

代表取締役社長
有馬 浩史

 戦後の日本経済にようやく復興の兆しが見え始めた頃、弊社の創業者である有馬義夫が一枚の「プレストレスト・コンクリート板」をはじめて手にしたとき、これまで見たこともない弾力性のある強靭なコンクリートに感嘆の声をあげ、このプレストレスト・コンクリート(PC)技術の特殊性と将来性にいち早く着眼し、1952年(昭和27年)4月、弊社は創業いたしました。

 翌年には、フランス人技師による技術指導を仰ぎながら、日本初のポストテンション工法によるPC橋「十郷橋」(福井県坂井市)を完成させ、以来PC橋梁メーカーのパイオニアとして我が国のインフラ整備とともに歩み、これまで全国各地で16,000橋を超える橋梁づくりに携わっております。

 近年、建設業界におきましては、国土強靭化やインフラ長寿命化への対応と、担い手確保や環境配慮への取り組みの両立が求められております。こうした時代に対応していくために、弊社は社会的課題であるサーキュラーエコノミー(循環型経済)への挑戦を通じて、「会社の持続的成長」と「社員の幸せ」の実現を目指し、全社一丸となって鋭意努力を重ねているところです。

 これからは、「社員の働く目的」と「会社の目的」を合致させることが重要です。社員が何を考え、何を期待して働くのか。「日本ピーエス」という会社は、目的、目標が合致した社員の集まりでありたい。そして、「人と橋で社会に貢献する企業」として、日々邁進していく所存です。

 今後とも尚一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

;